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2018年 12月 20日
旧伊藤博文邸(滄浪閣)

旧伊藤博文邸(滄浪閣、そうろうかく)は、初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文にゆかりのある別荘です。
JR大磯に近い国道1号線は旧東海道の風情が残る並木道となっています。毎年年始に行われる箱根駅伝の中継で観られるおなじみの道。滄浪閣はそんな湘南の海が望める街道沿いの別荘地にあります。
そして、明治期の立憲政治の確立等に貢献した先人の業績等を後世に伝えるため、歴史的遺産である旧伊藤博文邸(滄浪閣)等の邸宅を含め一帯は明治記念大磯邸園として整備されています。
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     伊藤博文は明治18 年(1885)に我が国初の総理大臣となり、明治38 年からは韓国統監に就任、
     明治42 年に銃弾に倒れました。
      明治23 年になり伊藤博文は、小田原十字町に別邸を設け「滄浪閣」と名付けましたが、
     梅子夫人の療養のため、明治29 年ここ大磯に移した後、本籍を東京から大磯に移し、
     ここを本邸として使用しました。
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       明治42年博文氏の亡くなった後は養子博邦に継がれ、その後朝鮮京城府李王職李載克に
       譲渡されました。大正12 年の関東大震災で被害を受けましたが、現存する建物はその際に
       再建された建物です。戦後には、米軍に接収され、軍人の施設として使用されました。
       昭和26 年(1951)に西武鉄道が購入、昭和29 年から平成19 年まで大磯プリンスホテル別館
       として「滄浪閣」の名称を残し営業していました。
       この間に行われた改築等により当初の状況をとどめているのは洋室棟と和室棟のほか、
       小屋組等の軸組は旧状を残しているものの、間仕切りや仕上げ材などは改変されました。
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       今日は、記念事業として期限付きで一般公開されていると言うことで、
       滄浪閣と並んで建てられている旧大隈重信邸や旧陸奧宗光邸も見学することが出来ました。

         旧大隈重信邸

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          旧陸奧宗光邸
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今回は明治記念150年記念事業として特別公開されたものです。当日はガイドさんがついて解説しながら見学させていただく贅沢な見学会でした。ただ、政府の肝いりで立ち上げられた企画のせいか、事業主の不慣れなせいか、事前の予約から当日解除の受付に至るまでどことなく機械的で温かみの薄いものでした。さらに、肝心の旧伊藤博文邸は内部見学もなく(耐震性の問題?)復元整備も不十分で、記念公開自体が早すぎた感が否めません。誠に残念なことでした。



明治記念大磯邸園、旧伊藤博文邸
所在地:神奈川県中郡大磯町西小磯85
なお、12月24日で公開期間が終了となっております。その後については大磯町教育委員会にお問い合わせ願います。



<記中コメントは公式ホームページ及び当日配布のパンフレットによる>





by konmasa1024 | 2018-12-20 16:28 | 歴史的建造史跡