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2008年 10月 11日
林芙美子記念館(歴史的建造史跡)
記念館は新宿区中井(下落合のとなり)にあり、「放浪記」「浮雲」「うず塩」などで高名な作家林芙美子が晩年の昭和16年~昭和26年までの10年を過ごした自宅旧家です。
林芙美子は大正11年に上京、事務員からカフェー勤めまで、様々な職業を点々とし、苦労を重ねました。「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」の名句があり、昭和5年にベストセラーになった「放浪記」は上京後に綴っていた「歌日記」が原型であったようです。「放浪記」がベストセラーになったこの年、上落合に居を定め以来亡くなるまで20数余年を落合の地で過ごすことになります。

記念館入り口 (現在、入館用入り口は別になっています。)
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三百坪の敷地に建てられた和風の家が芙美子の住まい。階段のある道に沿った、落ち着いたたたたずまいは幼少期に育った尾道の千光寺山でみた豪商たちの別荘のある風景だった。芙美子にとって尾道はやはり心に残るふるさとだったのだろう。
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寝室
はじめこの部屋は芙美子の書斎として作られたようですが、明るすぎると言って奥の納戸に移ってしまったと言います。その後はは夫の緑敏(画家)と息子・泰の寝室になったそうです。
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小間
奥の棚に小さな仏壇が置かれたこの部屋は、芙美子の母・キクが使っていました。
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この家は山口文象が設計したものだが、林自身も建築について勉強し、設計者や大工を連れて京都の民家を見学に行ったり、材木を見に行ったり、その思い入れは格別であった。建物の構成は林の生活棟と夫・手塚緑敏のアトリエ棟の二棟からなり、外見からの豪華さや華やかさを押さえ、内部の見えない部分に細かな細工が施された建物である。東京都選定歴史的建造物。



林芙美子記念館

       〒161-0035東京都新宿区中井2-20-1  TEL:03-5996-9207
開館時間 :午前10時から午後4時30分まで(ただし入館は午後4時まで)
休館日 : 月曜日(月曜日が休日のときはその翌日)年末・年始(12月29日~1月3日)
入館料 : 一般150円、小・中学生50円 その他各種割引あり
交通案内 :都営地下鉄大江戸線・西武新宿線「中井駅」より徒歩7分
        地下鉄東西線「落合駅」より徒歩15分



<記事中のコメントは記念館配布のパンフ、公式HPによる>

by konmasa1024 | 2008-10-11 20:26 | 歴史的建造史跡


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