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2006年 08月 05日
旧白州邸(歴史的建造史跡)
町田市鶴川に近く位置する「武相荘」は戦後の新憲法制定に深くかかわり、東北電力会長として活躍された白州次郎と美術評論・随筆家の白州正子夫妻の長年の棲家であった。
次郎は兵庫県芦屋に生まれ、若くして英国ケンブリッジ大学に学び、外人にも引けを取らない抜群の英語力と180cmの長身の美男子であった。そして、次郎は、何より生き方において「プリンシプル」と言う言葉を用いて、常に筋を通す姿勢を貫いたと言う。
欧米流の教育を受けながらも和の感性と自然の美しさを求める白州ご夫妻の独特なライフスタイルを感じさせてくれる史跡であります。

今でも、この地に移り住んだ1942年頃を想像させてくれるように、武蔵野の面影を漂わせています。「武相荘」とは、武蔵と相模の境にあるこの地に因んで、また彼独特の一捻りしたいという気持から無愛想をかけて名づけたそうです。
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寄せ棟造りで東側妻面兜造りの重厚な茅葺屋根の母屋を持つ
多摩地域の養蚕農家の面影を今に伝える。
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今は白州夫妻の当時の生活ぶりを伝える数々の用品の
展示室となっている。
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展示室には数々の遺品が展示されている。
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邸内はカキ、シラカシ、タケなどを配した広い庭のたたずまいを残し、自然の恵みを受けての生活が読み取れる。
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by konmasa1024 | 2006-08-05 12:32 | 歴史的建造史跡


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