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2006年 06月 09日
山王 日枝神社(歴史的建造史跡)
祭神大山咋神は近江国(今の滋賀県)の日枝山(比叡山)におりました。
大山咋神は「鳴鏑になりませる神」といわれ、丹塗りの矢(破魔矢)とされている。
厄除け、魔除け、縁結び、子授けにもご利益があり、八方円満の徳を有していると言います。
鎌倉の初期、秩父重継が江戸貫主を名乗り、その館に山王社を勘請(神仏の分霊を他に移して守ること)した。その後大田道灌公による江戸城の築城にあわせて、現在の場所に移し、大江戸の鎮護としてあがめられるようになった。
江戸時代には、日枝・山王まつりは江戸の三大祭の一つに数えられた。

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山王鳥居
鳥居は神様の聖域と人間世界の境界を示すもの。
その語源は、「通り入る」また鶏の止まり木の「鶏居」であるといわれています。
ここ山王神社の鳥居は鳥居の笠木の部分の上端に合掌のように破風を付した物で、「合掌鳥居」と呼ばれています。
「山王鳥居」は大山咋神を祀ったお社に用いられる特徴のある鳥居です。
日枝神社、日吉大社に見ることが出来ます。
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山王のお猿さん
この神社の神使は古来、猿と言われ、神門および向拝下に夫婦猿の像が安置されています。
猿は古くから魔が去る「まさる」と呼ばれ、厄除、魔除の信仰を受けまた農業の守護神とする信仰が強く、俗に「さるまさる」と言われ、繁殖の獣として人々に愛され、犬とともに分娩の軽き、安産の神様、夫婦円満、家門繁栄の徳を持つと言われております。
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by konmasa1024 | 2006-06-09 11:14 | 歴史的建造史跡


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