2015年 05月 09日
アイスクリーム発祥の街
    日本初のアイスクリームは、1869年(明治2年)6月(旧暦、新暦では7月)、遣米使節団
のメンバーであった町田房蔵が米国に密航した後に帰国した出島松蔵から製法を教わり、横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で、「あいすくりん」という名称で、製造・販売したものです。

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       発祥の地に置かれた記念モニュメント「太陽の母子像」
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       当時、一人前の値段は2分(現在の価値で約8000円)と大変高価な物であった為、
       民衆に敬遠され、なかなか浸透しなかった。原料は、生乳、砂糖、卵黄といたって
       シンプルなもので、これはいまは「カスタードアイス」と呼ばれているもの。

 日本に伝わった当時使われていたと思われる
 製造機
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     今年の「アイスクリームの日」に配布された
     記念アイス
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       馬車道通りは、元町、伊勢佐木町、中華街と並んで古くからの横浜を感じ取れる
       街です。特に馬車道はハイカラでおしゃれな街、古さと新しさの同居する街です。
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            歩道に埋め込まれた馬車道タイル
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       5月9日は社団法人日本アイスクリーム協会が1965年(昭和40年)に制定した
       「アイスクリームの日」発祥の地ここ馬車道では、路上ライブなど記念日を
       にぎやかに盛り上げています。

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従来の氷を用いて作る製法ではなしに、16世紀、イタリアで開発された水と硝石を使った冷凍技術、17世紀のイギリスで開発された水と食塩を用いての冷凍技術で作ったアイスクリーム、その後ヨーロッパから酪農大国アメリカに伝えられたアイスクリームは、1846年、ナンシー・ジョンソンという一人の主婦が「手回し式アイスクリーム・フリーザー」という撹拌機を発明し、アメリカの家庭に普及していった。日本には、アイスクリームは文明開化とともにやってきた。初めて本格的なアイスクリームを食べた日本人は、幕末、アメリカに渡った使節団の人たちで、その一人柳川当清は「口中に入るるに忽ち溶けて、誠に美味なり。之をあいすくりんといふ」(石井研堂著『明治事物起源』の『柳川日記より』)とアイスクリームのおいしさを日記に記している。町田房蔵が登場するのはその後のことです。
アイスクリーム一つをとっても、時代とともに国により異なって歴史を刻んで、今に至っています。こうした記念日をきっかけに先人たちの心意気を感じ取れれば素敵なことです。




横浜馬車道 アイスクリーム発祥の街


交 通 :横浜市営地下鉄「馬車道」下車2分
     JR根岸線「関内駅」下車5分
     みなとみらい線「馬車道」下車
記念日催し :毎年5月9日馬車道通り 関内ホール周辺

(記念日が5月9日となっている点については、確たる証拠はない。明治2年6月町田房蔵が馬車道で販売を開始したことから、後に日本アイスクリーム協会が1964年、この年に東京オリンピックが開催されることをに合わせて、消費拡大を狙って日本初のアイスクリーム販売開始時に時期も近い連休明けの5月9日にイベントを行ったことがそのルーツと思われます。)







<記中コメントは公式ホームページほか>

by konmasa1024 | 2015-05-09 15:40 | 昔味美味珍品


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