人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2015年 02月 11日
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>
井泉本店は昭和5年(1930)湯島に創業したとんかつ屋さんで、85年に渡り創業当時の味を守り続けています。特にカツを食パンに挟んだカツサンドの発祥の店として有名です。
暖簾分けの制度で、別に店を構えた店には店名に「泉」を使わせている。例えば「まい泉」も暖簾分けで独立したお店です
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20183534.jpg



”井泉”と言う名前は、初代社長の画号より”セイセン”と名付けましたが、いつの間にか「イセン」と呼ばれるようになり今につながっているとか・・・。

表の入口を飾る店名ロゴ
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20213021.jpg
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20214671.jpg




1963年東宝映画「とんかつ一代」では主人公の久作(森繁久彌が演じる)の「トン久」なるお店はこのお店がモチーフになったと言う。現に二代目が森繁久彌に揚げ方の指導をしたそうです。
店内、カウンター席
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20223051.jpg


初代考案の「お箸で切れるやわらかいとんかつ」が特徴で、サクサクの衣にジューシーなお肉。写真は当店の看板メニュー「ヒレカツ定食」です。


井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20225352.jpg


現在井泉本店のある場所は、下谷花柳界として、かつては「新橋」「柳橋」に次ぐ格式と規模を誇っており、店の前の道は黒塀に柳がなびき、人力車が行き交う粋な街だったようです。
芸者たちの小さな口でも食べられるようにと考案されたのが、カツサンド。


井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20232156.jpg


確かに仏にいただくかつサンドより小さく、食べやすい。ほどよくソースが染みて美味しい。
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20234023.jpg



二代目考案の「豚さんマーク」
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_2025522.jpg井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20342518.jpg




今日は建国記念の日の祝日ということもあってか、店の前は長蛇の列ができていました。
井泉本店、カツサンドの発祥の店(昔味美味珍品>_e0101172_20264250.jpg




地下鉄、湯島の液を降りてからすぐ近いのですが、路地が多くて店の在り処が分かりにくいのですがそれでも長蛇の列ができる人気店。お客様の誘導、注文の取り方などで老舗にありがちな横柄なところはなく、とても接客が気持ちいい。”箸で切れるやわらかいとんかつ”は今も受け継がれていました。今後も大事に受け継いでいってほしいものです。










井泉本店
住 所 :〒113-0034東京都文京区湯島3-40-3
T E L:  03-3834-2901
営 業 :11:30~20:30 定休日:毎週水曜日(ただし水曜が祝日の場合は休まず営業)
交 通 :JR御徒町駅より徒歩4分、地下鉄メトロ千代田線「湯島」徒歩1分など









<記中コメントは井泉本店公式HP及び店内掲示物による>

by konmasa1024 | 2015-02-11 20:23 | 昔味美味珍品


<< 大阪市中央公会堂<歴史的建造史跡>      古河提灯竿もみまつり >>