人気ブログランキング |
2014年 10月 13日
日光 旧ホーン家別邸(現 明治の館)<歴史的建造史跡>
日光東照宮にほど近い旧別荘地に建つ西洋料理「明治の館」は明治時代後半に建てられた旧ホーン家別邸をそのまま使用している。
東照宮の側を流れる大谷川に架かる「神橋」から歩いて6,7分で木立の中に現れるのが石組みの洋館、それが旧ホーン家別邸です。
神橋                           大谷川の急流
   e0101172_1537243.jpg      e0101172_15374624.jpg


閑静な日光不動苑に建つこの建物は日本で初めて蓄音機やレコードの製造販売を行った日本蓄音機商会(日本コロンビアの前身)の元代表で「日本における蓄音機の父」と呼ばれるアメリカ人F・Wホーン氏の別荘として建造されました。明治時代、日本に滞在した外国人たちが日光の歴史、文化、自然に魅せられ次々にこの地を訪れました。ホーン氏もそのうちの一人であったに違いないです。



   おとぎの国に迷い込んだようなおしゃれな景色
e0101172_15482316.jpg


   前庭から入る入口にも「乱れ石積み」という技法で積み上げられた壁
e0101172_1683978.jpg


   ゆったりと庭を眺めながら過ごすテラス席
e0101172_1691594.jpg



    ドアを開けて一歩入れば、もうそこは明治。
この旧式の蓄音機はホーン氏が作った蓄音機の初代機。
e0101172_1610266.jpg


入口ドアに付けられたベル                    床のタイルも当時のまま
e0101172_16285180.jpge0101172_1629854.jpg


1階の当時リビングルームだった部分は現在レストランとして利用されていますが、暖炉・内装はできるだけ当時のままを残してエレガントな雰囲気を出しています。
窓越しに見える日光の自然
e0101172_16292858.jpg

暖炉も当時のままに、
e0101172_162944100.jpg

2階元寝室(現在はレストラン個室利用)
左右の別ドアから出入りできる別々の二つのバストイレが完備されていた。(現在は使用していない)
e0101172_16301733.jpg

2階控室
e0101172_16302726.jpg



地元の稲荷川の日光石(安山岩)を使って積み上げられた壁面を持つ3階建ての洋館。
18世紀に流行したジョージアン様式の特徴を持つ、周辺の木々との調和がとても素敵です。
e0101172_1630465.jpg





この建物は明治後期に建造されたようですが、その後日本を代表する大資産家となった三重の諸戸家の手に渡り別荘として使用されたり、第二次大戦末期には重光外務大臣の疎開先となったり、その間に色々な歴史やドラマが隠されていると聞きました。
明治・大正・昭和・平成と4代にわたり存在してきたこの建物が移築されずに当時のままに外装を整えていること、とても貴重に感じます。
そして、今回の見学に際し、始終配慮の行き届いた応対をいただきました「明治の館」マネージャーのお客様を大切にする心と文化財を大切にする心に触れ、とても印象に残る訪問となりました。
これからも長く後世に残っていて欲しいものです。






旧ホーン家別邸(現 西洋料理「明治の館」)

住 所 :〒321-1431 栃木県日光市山内2339-1
交 通 :東武日光駅、JR日光駅より東武バス湯元行きバスにて「神橋」駅下車徒歩約7分
電 話 :0288-53-3751
ホームページ:http://www.meiji-yakata.com/index.shtml






<記中コメントは「明治の館」公式HP及びパンフレット、現地スタッフより聞き取りによる>

by konmasa1024 | 2014-10-13 16:53 | 歴史的建造史跡


<< 熱海 旧日向別邸<歴史的建造史跡>      日光 旧イタリア大使館別荘<歴... >>