2013年 10月 09日
旧三井港倶楽部<歴史的建造史跡>
ここは福岡県大牟田市、有明海に面した三池港にほど近い位置にあります。
三池港は1908(明治41)年開港。遠浅で干満差が5.5mと大きい有明海に、石炭積出のため、干潮時でも大型船が入港できるよう建設された日本唯一の閘門式の港。
そして、この建物は三井港の開港と時を同じくして竣工。高級船員の宿泊や政財界の社交場として活躍した三池炭鉱の繁栄を物語る本格的な西洋建築です。

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和洋館並列形式で建てられたこのお屋敷は、1階の西洋館には応接室、談話室、食堂、球戯室、2階には宿部屋が設けられた。清水組(現・清水建設)3代目社長清水満之助により設計。

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当初は石炭積出のために来日した外国高級船員らのための宿泊接待所でありましたが、戦後は三井グループの専用クラブとして社交の場、貴賓客の接待の場として活用されました。
伊藤博文や井上馨など日本の歴史や産業を語る上で欠かせない人物を始め、昭和天皇を始め皇族方も訪れているという。

芝生の前庭に面した一階ベランダ
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浅めの玄関ホールを抜けるとすぐに大きな応接室、豪華で気品溢れた大空間です。
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暖炉は薪ではなく石炭を使う形式のため、奥行がなく浅い設計となっている。2階への階段は白い壁に黒の手摺、赤い絨毯が敷かれ、とてもシックに出来上がっています。


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家具や調度品、シャンデリアは建物専用に作られ、100年以上の時を経てもほとんどが現役と言う。

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応接室の隣は食堂
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この建物は戦後長い間、限られた人しか入ることがゆるされず、大牟田の人々にとっては高嶺の花のような存在だった。そんなお屋敷が一般公開されるようになったのは、昭和62年(1987)のこと。一時、平成16年(2004)12月をもって閉館が決まっていましたが、多くの大牟田市民の存続の声が広まり、平成17年三井港倶楽部保存会の管理のもと「旧三井港倶楽部」として営業を再開して、現在に至る。

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さすがに旧財閥、ある時期基幹産業として日本を支えた企業の迎賓館の一つにふさわしい格調高い建物になっています。地元の大牟田の人たちには、この存在自体身近なものとして受け入れられているのでしょうが、初めて訪れた県外者にとっては、何故この地にこんなに立派な建物が忽然と・・・みたいな疑問が生まれます。せっかくの文化財です、多くの人に知っていただくために、建設に至った時代背景や当時の活用にまつわるエピソード、建築物としての意匠・デザインなど、もう少しソフト情報を充実させれば、さらに価値がますのではないでしょうか。






旧三井港倶楽部

所在地 :〒836-0062 福岡県大牟田市西港町2-6
TEL  :0944-51-3710
交 通 :JR、西鉄大牟田駅下車 ②番バス「三川町一丁目」下車すぐ
     レストラン・結婚式場として活用されています。








<記中のコメントは公式HP及び三井広報委員会HP、当日配布のパンフレットによる>

by konmasa1024 | 2013-10-09 16:31 | 歴史的建造史跡


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