人気ブログランキング |
2012年 01月 29日
ガスミュージアム(近代化への道)
東京都小平市にあるガスミュージアムには「ガス燈館」と「くらし館」と言う赤レンガの建物が2棟建っています。「ガス燈館」は明治42年建築の東京ガス本郷出張所、「くらし館」は明治45年建築の同千住工場計量器室を移設復元したものだそうです。
e0101172_150501.jpg


幕末の頃、横浜の外国人居留地では、日本での夜の暗さに対して夜間でも安心して外出が出来るよう、外国人からガス燈設置の計画が上がったそうです。日本人によるガス会社が1872年(明治5年)に誕生しますが、国内ではその後、同年に神戸居留地に、2年後の1874年(明治7年)に東京で誕生し、いずれも街路灯照明として利用されました。部屋の明かりとして利用されるようになったのはもう少し後のことなんです。

ガス燈の歴史が分かる「ガス燈館」
e0101172_15124696.jpg


ガス燈
このミュージアムにはガス燈館とくらし館の2棟を挟んでガスライトガーデンが広がり、そこには16基のガス燈が明かりをともしています。
電気の街灯が普及するまでの一時、このガス燈が夜を照らしていたんですね。
単にガスを燃やすだけでは、さほど明るくは無かったんでしょうが、ガスの炎の上に被せて使うガスマントルが登場する明治30年以降は急激に普及しました。夜になると点灯夫が回って街灯の明かりを一つ一つ点けたんだそうで、なんだかロマンチックな話です。

e0101172_15174719.jpge0101172_15181482.jpg


熱源としてのガス
照明としての利用の他、ガス調理器具をはじめ家庭内にどんどん利用の範囲を広げ、現代ではなくてはならないものの一つとして普及しています。「くらし館」に展示されているガス器具の移り変わりを見てみましょう。

日本的なものと言えば
ガス火鉢               蟹ストーブ                ガスパン焼き機

e0101172_15323378.jpge0101172_15325268.jpge0101172_1533616.jpg


ガス足温器             ガスアイロン              戦時中の陶器製コンロ
           
e0101172_15334644.jpge0101172_1533582.jpge0101172_1534882.jpg



夕方を迎えると、ガス燈の明かりが一段と明るく、赤レンガの壁面に映し出すシルエットがとても美しい。サマーフェスティバルなど年間を通してイベントやワークショップが行われる。

e0101172_15343512.jpg





ガスも電気と同様、いまでは空気のように、あって当然。毎日は意識しないで使っているのですが、大変な発明ですよね。松明や蝋燭、灯明の時代には夜なんて真っ暗だったでしょう。ガスマントルの役目も点灯夫の存在も知らなかったです。このガスミュージアム、一度は見て置かれると良いと思います。




ガスミュージアム
住 所 :東京都小平市大沼町2-590
TEL:  042-342-1715
交 通 :西武新宿線 花小金井駅北口より西部バス「ガスミュージアム入口)
開館時間:10:00ー16:00入館  入場料:無料
休館日:月曜及び年末年始







<記中コメントは当日配布されたパンフレットによる。>

by konmasa1024 | 2012-01-29 14:47


<< 夜桜と竹灯篭まつり<四季折々>      カレーうどん発祥の店<昔味美味珍品> >>