2011年 09月 29日
横浜山手234番館<歴史的建造史蹟>
山手234番館は外人墓地の近く山手本通りのほぼ中央に位置します。この建物は関東大震災直後[昭和初期]に建設された外国人用の共同住宅(アパートメント)として、横浜市内に現存する数少ない遺構の一つなのです。
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(この写真は横浜緑の協会Hpより借用したものです。当日、館の前は写生中の画家の方が大勢で、撮影を遠慮してしまいました。)


木造2階建て、延べ床面積436.34平方メートル、寄棟型セメント瓦葺の屋根を持つ集合住宅です。外見からは一軒の住宅に見えるのですが、4つの同一形式の住宅が中央の玄関ポーチを挟んで、左右対称に向かい合い、上下に重なっていると言う。

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一階宅の居間

3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられています。また、洋風住宅の標準的な要素である上げ下げ窓や鎧戸、煙突なども簡素な仕様で採用され、震災後の洋風住宅の意匠の典型といえます。

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一軒が約100㎡と言いますから、家族住まいには丁度良い広さですかね。バス・トイレ・キッチンなど現在のマンション仕様の原型みたいに感じました。

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<左>光庭、建物中央に光庭を取ることにより、採光と
バスルームの湯気抜きの役割を果たしていたようです。
                                <右>玄関ポーチより2階に登る階段。
                                    当時の仕様とは異なるようです。
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2階宅の居間
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山手本通りから見た山手234番館です。
外人墓地をはじめエリスマン邸、ベーリックホール、など横浜の高台を占める旧外人居留地を感じさせてくれます。
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関東大震災により横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つとして建てられ、建築後は第2次世界大戦後の米軍による接収などを経て、昭和50年代頃までアパートメントとして使用されていましたが、平成元(1989)年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得し、平成9(1997)年から保全改修工事を行なうとともに、平成11(1999)年から一般公開されているものです。




横浜山手234番館
住 所 : 横浜市中区山手町234-1
連絡先 : 045-625-9393
一般公開: 第4水曜日(祝日は開館し翌日休)年末年始(12/29~1/3)を除く9:30~17:00 無料
交 通 : みなとみらい線『元町中華街』5番出口から徒歩10分






<記中のコメントは(財)横浜市緑の協会HPおよび現地配布のパンフによる。>

by konmasa1024 | 2011-09-29 09:07 | 歴史的建造史跡


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