人気ブログランキング |
2010年 11月 10日
早稲田スコットホール<歴史的建造史蹟>

オランダ積みの赤煉瓦の外観に天井の高さと内装の木が醸し出す、落ち着いた雰囲気のスコットホールは早稲田奉仕園の事業に賛同したJ.E.スコット夫人(1851-1936)の寄付により、 1921年(大正10年)、ヴォーリズ建築事務所の設計管理のもと建てられました。
早稲田奉仕園とは1908年(明治41)米国バプテスト教会の宣教師であったH.B.ベニンホフ博士が、早稲田大学の創始者大隈重信の依頼を受け、キリスト教主義の学生寮「友愛学舎」を開いたのが始まりです。
e0101172_10403290.jpg


キリスト教精神に基づき、国際的な視野に立って社会を洞察し、他者と共に生きる人間形成の場として今も早稲田奉仕園は活動しているそうです。 早稲田奉仕園のシンボル的存在であるこのスコットホールは1923年(大正12年)の関東大震災で塔屋の一部が崩落し補修された以外は、 現在もほぼその原形が保たれています。


側面より見たスコットホール。胸像は早稲田奉仕園の創設者H.B.ベニンホフ博士像です。
e0101172_10405573.jpg




<講堂正面玄関>一昨年、奉仕園100周年記念事業で復活した、
“S”の字のエンブレム。戦時中に、削り取られていたものです
e0101172_10412147.jpg
<講堂内の礼拝施設>e0101172_10414171.jpg



二階席より
梁がむき出しの天井、白い壁と木の調和は古いアメリカ映画に出てきそうな感じがします。
e0101172_10421699.jpg




内装はいたってシンプル、2階席に取り付けられたとっくり形の棒を組んだ柵、ちょっとしたした所にヴォーリズ的デザインが隠されているとか・・・。
e0101172_10424521.jpg

e0101172_10425678.jpg






現在のスコットホールは早稲田教会の礼拝堂として使われる他に、結婚式、音楽コンサート、会議場、合唱団の練習、地域社会の集会やイベント、映画やTVドラマ・CM撮影などに広く使用されている。
<スコットホールのシンボル塔屋>
e0101172_10432264.jpg




スコットホールはたいへん美しい。威圧感や華美になることは慎重に避けられており、良質で気取りがないかわりに、部分的には意匠上こだわらなさすぎではないかとさえ感じるところもないではなかった。安息を得る場のような優しさも感じる。




早稲田 スコットホール

所在地: 所在地:東京都 新宿区 西早稲田 2-3-1
連絡先: セミナーハウス、TEL:03-3205-5411
交 通: 東京メトロ東西線「早稲田駅前」下車徒歩10分




<記中コメントは早稲田奉仕園HP、早稲田・高田馬場の歴史散策ガイドより>

by konmasa1024 | 2010-11-10 10:24 | 歴史的建造史跡


<< 東京農工大学農学部本館<歴史的...      高輪消防署二本榎出張所<歴史的... >>